なかなか妊娠できないと悩んでいる夫婦は性交渉のタイミングを間違っている可能性があります。
「定期的に性交渉を行えば妊娠できるんじゃないの」と思っている夫婦は間違いではありませんが、あまり能率的とは言えません。
なぜならば、妻の排卵日に合わせて性交渉を行なわなければ妊娠することができないからです。
これは排卵日に卵胞から卵子が放出されるからです。
卵子がいない時に子宮内に精子を送り出したとしても、受精卵になることはないので妊娠することはできません。
ただ、自分の身体のことですが女性自身もいつ排卵日なのかわからないと思います。
そこで検査薬を使用することで、排卵日を予測することができるんですね。
排卵検査薬で陽性反応が出た後に性交渉行えば、念願の妊娠の可能性を高めることができます。
上記の説明のように排卵検査薬は妊娠の可能性を高めるには非常に有効です。
ただ、排卵検査薬はあくまでも排卵日を予測するものであり、排卵日を特定するものではありません。
ですから、より排卵日の可能性を高めるには排卵検査薬だけに頼るのではなく、自身で毎日、基礎体温表をつけることを勧めます。
また排卵日を予測して性交渉行ったとしても、100%妊娠するとは限りません。
子宮内に病気がある場合や年齢によって生殖機能が低下している場合はなかなか妊娠することができません。
妊娠するためには、体質改善や運動などあらゆる努力が必要です。
排卵検査薬はあくまでも妊娠に必要な排卵日を知る道具であり、あくまでも妊娠の可能性を高める「補助」ですので、それだけに頼るという事はやめてください。
今までの説明で排卵検査薬がいかに有効であるか、理解していただけたと思います。
排卵検査薬で陽性反応が出て36時間以内に性交渉を行えば、妊娠の確率が高まります。
ただ、妻だけ積極的であっても妊娠することは難しいと思います。
妊娠というのは夫婦揃っての共同作業ですので、いくら排卵検査薬で排卵日がタイミングを特定できたとしても、夫が消極的であれば性交渉することができません。
そうなると、ずっと妊娠することができないんですね。
夫側も仕事で疲れているのに、急に性交渉を頼まれても困ると思います。
そこで、あらかじめ夫に排卵検査薬で排卵日が来たら性交渉することを伝えておくことが必要なんですね。
もう一度言いますが、妊娠は夫婦揃って協力しなければ実現できません。
お互いに理解しておくことがとても重要です。